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2022年4月24日(日)

更新日:2022年6月7日

【遊動テンヤのハリ仕掛け作り】

近所の人に会うと「今日は雨やき,釣りに行けんろう(笑)」と言われてしまった.私の週末の行動がバレバレである.


ただし,釣りに行けなくてもすることは色々ある.竿,リールのメンテナンスや消耗品のチェックなどである.何より,天候不良で釣りに行けない日は,じっくり仕掛け作りを行う時間をくれる.


皆さんの釣りのスタンスはどういったものであろうか.釣法にはジギング,エギング,フカセ,投げ釣り及びサビキなどなど,これに川や湖といったフィールドの釣りを加えればキリがない.しかし,共通して言えるのが,自分が選定した仕掛けで魚が釣れると嬉しい.また自作した仕掛けで釣れたときには,喜びもひとしおである.


今日は,遊動テンヤのハリ仕掛けを新たに作った.

まず,3〜4月の間に遊動テンヤ釣りでハリ仕掛けが損傷したものを持って帰り,水洗いして乾燥させておいていたので,それから使える部品を再利用する.いつもなら,直ぐに作業に取りかかるのだか,いったいこの2ヶ月でどのように仕掛けが損傷したのか確認してみた.11個の仕掛けのほとんどでハリス(ハリが結ばれている糸)がやられている.遊動テンヤでの釣行回数が4回だったので,1回釣行の損傷個数は約3つとなり,これにオモリごと切られて無くしたのも加えると,約4つ/釣行の仕掛けが無くなっている.

なお再利用するのは,サルカンと発光玉である.


今から仕掛けの作り方を紹介するが,詳細な作り方については,色々な本やYoutubeで紹介されているので,作る流れの中で私がこだわっているポイントだけを記述する.



遊動テンヤのハリ仕掛けには,エサのエビをメインで固定する親バリと,頭が外れないように引っ掛けておく孫バリ(このハリにも良く魚が掛かる)がある.まずは親バリの仕掛けを作る.私は,川釣り師が毛針を作るためにハリを固定しておく「フライバイス」を用いて,親バリの仕掛けを作っている.今回の親バリは,がまかつケン付タチウオSTR1/0である.これはここ最近メインで使用している.理由は,エビを一直線に伸ばした状態にできるハリの形状である.また,デカケン(ケン:エサがハリ先に滑り出ないようにハリの軸にカエシが付いている)ため,エビが安定してハリに付いている場合が多かったからである.



親バリは糸ダイニーマ ノットⅡ 15号に付けるが,ジグフック作成の締結方法を用いている.この方法は,ハリメーカーのOwner(オーナー)が詳しくYoutubeで紹介しているので,興味のある人は見ていただきたい.なぜこの方法を採用したかというと,糸の長さを出来るだけ短くしてオモリとエビが一体のエサであるという仕掛けにしたい.また強度ある糸を採用したい,この2点である.エサを目立たすために,ハリスには発光玉ソフトタイプ8Hを付けている.



次に孫バリに糸を付ける.用いる糸はハリ仕掛けの市販品が採用している,よつあみ製造のシーハンター8号である.ちなみに,この糸は高知県でフィッシングハヤシが最も安い,1m単位で切り売りもしてくれる.ネットよりも安いのでここでの購入を進める.結び方は,ハリが抜けないように,内掛け本結びにしている.ハリについては,前回の釣りで孫バリが折られたので,より太軸で魚を掛けたときに食い込みやすい,がまかつケン付真鯛11号を採用した.ハリスにはケイムラ玉ソフト3号を付けて,魚に存在をアピールするようにしている.


あとは,作った親バリと孫バリのハリスを組み合わせ,100均ダイソーで購入した厚めのチャック袋に入れたら終わりである.製作時間は,約2時間であった。




最後に,「釣りが上手くなるにはいろんな釣りをすることである」,と昔から言われている.私は仕掛けを作り始めて,その意味が何なのかを知り得たと思う.


【追記:この仕掛けの実績】

この仕掛けで獲れた最も大物としては、きれいにフッキングすると約1.2m(私の持っているメジャーが1mまでだったので...おそらく...)のハンマーヘッドシャークが上っている. (2021年2月11日の釣行)



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